こんにちは。オタク片付けの伝道師、もちつきあんこです。
私は医者に、ADHDであると診断されました。現在も「ストラテラ」という薬で治療中です。
さて、最近「ADHDは片付けられない」と書く片付けブログ、増えてる気がします。
しかも、ADHDについて詳しく知ってるわけでもなく、ただネットで調べたことをまとめたブログが多いです。
ADHDと長年付き合ってる私からすれば、そういったブログを読むとすごく腹立ちますね・・・。
ADHDについて書いた片付けブログを読むと、「私はADHDだから、片付けられないんだろうか・・・?」と不安に思ってしまうかもしれません。
しかし、「ADHDだから片付けられない」というのは、単なる思い込みの可能性もあるんです。
そもそも私は、ADHDと診断される前に、部屋片付けのブログを立ち上げたんですから。
さて、前置きが長くなっちゃいましたね(^_^;
これから、ADHDの特徴と、ADHDでも片付けられる理由について詳しく語ります。
「私はADHDではないか?」という不安があるなら、じっくり読んでくださいね。
ADHDには様々な特性があるが、特性の現れかたは人によって違う
私が通ってる精神科の医師の話によると、ADHDは人によって症状の強さが異なるようです。
そして、「すべてのADHDの特性」が必ず現れるわけでなく、強く現れる特性もあれば、全く現れない特性もあるんです。
つまり、おとなしいけど、忘れっぽくミスが多い人もいれば、常にそわそわして落ち着かず、整理整頓や段取りが苦手な人もいるということです。
ADHDの特性について
ADHDには「不注意」の特性と、「多動性、衝動性」の特性があります。
私の実例を交えて、詳しく説明しましょう。
「不注意」に関する特性は、上の画像の通りです。
私は、頼まれごとを忘れたり、仕事のヌケモレが多いです。
集中力もあまり保てず、大学の講義で寝てしまうことがしょっちゅうありました(^_^;
しかし、なぜか整理整頓をしたり、物事の優先順位をつけるのは得意です。部屋片付けもちゃんとできます。
そして、私は話しかけられてることに気づかないことは結構あります。
物事を順序立てて説明するのも苦手です。
「多動・衝動」に関する特性は、上の画像の通りです。
私は「多動・衝動」の特性はあまり現れません。比較的おとなしいほうです。
小学生の頃は、いすをぶん投げたり、クラスメイトの女の子に抱きついたりと、派手にやらかしたんですけどね(笑)
小学生の頃の「多動・衝動」が年を重ねるごとに落ち着き、「不注意」だけが残った感じかなと。
「不注意」も薬の治療によって段々と緩和されてきてますが、仕事とかでミスすることは、まだありますよ(^_^;
「ADHD = 片付けができない」とは限らない
つまり私が言いたいのは、ADHDだからといって、片付けができないとは限らないということです。
「片付けられない」という特性が弱ければ、ちゃんと片付けられるんですから。
もしかしたら、「ADHDだから片付けができない」という思い込みが、片付けられない原因かもしれません。
もしくは、ただ単に忙しくて、片付けする時間がないだけかも。
そんなときは、仕事終わりとか休みの日を「片付けする日」と決めて、継続していきましょう。
そうすれば、あなたもきっと、片付けられますよ(^_^)
ADHDの疑いがあるなら、まずはチェックしてみよう
ただ、もしかしたら本当に、ADHDの影響で片付けられないかもしれません。
「私、ADHDかなぁ?」とお思いなら、まずは以下のチェックテストをやってみてください。
→ ADHD症状チェックリスト:成人(18歳以上)用|大人のためのADHDサイト
そして、チェックテストで「あなたはADHDの可能性があります」と出たら、お近くの精神科に行きましょう。
専門医に診てもらうのが、一番確実ですね。
ADHDの特性を的確につかもう
ADHDと診断されると、精神科の医師と定期的に問診します。
そして、薬が効いてるかどうかを測るチェックテストを受けるんです。
医師との問診やチェックテストで、あなたのADHD特性が見えてきます。
「ADHDだから片付けられない」と決めつけず、チェックテストをもとにして、的確な判断をしたいですね。
参考書籍
図解よくわかる大人のADHD 発達障害を考える・心をつなぐ 注意欠陥多動性障害 [ 榊原洋一 ]
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